フェンディは1925年にローマでエドアルド&アデーレ・フェンディ夫妻によって、ささやかな毛皮・皮革製品店として設立されました。それ以来ずっと、毛皮はフェンディのコア・アイデンティティの座を占めています。フェンディは、これまでほぼ100年間にわたり、かつてなかったような画期的な毛皮のデザインを生み出し、比類のないレベルの創造力、伝統、イノベーションを融合する才能を発揮してきました。
フェンディ家3世代とカール・ラガーフェルドや現職のキム・ジョーンズのような先見的なデザイナーとの50年を超えるコラボレーションにより、それまでの常識を破って毛皮で実現できるものの境界を押しやったアイコニックなコレクションが誕生しました。大胆なグラフィックパターン、独創的な素材の組み合わせ、意外性のある裁断と形状は、極めて高品質な材料と、フェンディの毛皮アトリエで芸術家のように傑作品の創造に取り組む職人たちの並外れた腕前があってこそ実現できたことなのです。大胆なまでのクリエイティビティとデザインに対する革新的なアプローチに、他社には真似のできない知識や技術を合わせて、フェンディは世界一実験的な毛皮ブランドとなりました。
雨や雪により毛皮が濡れてしまった場合は、水を振り落とすだけにとどめてください。ブラシをかけたり、手でなでたりせずに、熱源や光の当たらない場所で自然乾燥させてください。毛皮の艶が失われたり、ベタついたり、皮が硬くなったりすることがありますので、香水やアルコールを含むものを毛皮に直接スプレーするのは厳禁です。他の物の表面(例えばショルダーバッグなど)との長時間の接触はできるだけ避けてください。長期的に毛皮が何かに擦れがちで特に毛足の長い毛皮の場合は、毛が抜けたり毛足が短くなったりして本来の素材の風合いが変わることがあります。
毛皮をご使用にならないときは、綿またはその他の天然繊維製のカバー(製品に付属していたカバーなど)をかけて保護してください。セロファンやビニール製のカバーは絶対に使用しないでください。フェンディの毛皮製品の理想的な保管条件は、温度16~18°C、湿度50~55%です。毛皮の形状を維持できるよう、きちんとハンガーに掛かっていることを確認してください。直接の光源へ過度に曝さらないでください。天然色の毛皮でも、染色した毛皮でも変色することがあります。
毛皮は天然素材であることをお忘れなく。毛皮を長持ちさせるには、1年に1回、毛皮専門クリーニング店にクリーニングをご依頼ください。ご希望のお客様には、弊社のお客様アドバイザーより、お住まいの地域の信頼できる毛皮クリーニング専門業者のリストをお送りいたします。